歯科レーザーで歯肉やお口の粘膜を、健康にきれいに

歯科用レーザーには、さまざまがあります。喫煙で黒ずんだ歯肉の色の改善。口内炎の痛みの軽減。歯周病の治療にも効果を発揮し、回復をより促すことができます。また、歯肉が歯に覆いかぶさっている場合や、左右でバランスが良くない場合などに、ラインを整えて美しく見せることも可能です。

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歯肉のラインを整える
歯肉のラインを整えることで、口元の美しさはひきたちます。歯肉が歯に覆いかぶさっていたり、歯肉のラインがアンバランスだったりする場合には、歯肉の形をレーザーで整えることで、審美性を高めることができます。

 

歯肉のメラニン除去
喫煙などで色素沈着した歯肉にレーザーを照射し、メラニンを除去することで、 ピンク色のきれいな歯茎を回復します。
一度の治療でひとつの部位に対して、2回程レーザーを照射します。 1週間~10日程度間隔を開け、再度レーザーを照射します。 通常、数回で効果があらわれますが、もともとのメラニンの沈着具合によって、 回数には個人差が生じます。
レーザー照射後の注意ですが、2日程度、喫煙と刺激物の摂取はお控え下さい。 歯磨きは、歯茎にあたらないように注意して頂ければ、当日から行うことができます。 メラニン除去のレーザー照射の際には、輪ゴムで弾く程度のお痛みを感じる 場合があります。
お痛みが気になる方には、歯ぐきの表面に麻酔を行いますので、ご遠慮なく、歯科医師にお伝え下さい。

 

口内炎・口腔粘膜の炎症のレーザー治療
歯肉や口腔粘膜の炎症が起こっている部分に、レーザーを照射します。 皮膜ができて、接触部の痛みが軽減され、治癒が早くなります。口内炎の処置に関しては、一回の処置で、かなりの効果が期待できます。
アフタ性口内炎、義歯や矯正器具の刺激による口腔内の潰瘍、口角炎など、口腔粘膜の炎症の痛みの緩和し、治療を促進します(タービンハンドピース)。

 

歯肉炎・歯周病対策
歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)内に、レーザーを照射します。 数日間、間隔をあけて、数回治療を行うことで、歯周病の改善を促します。
歯周ポケット内の細菌に対する殺菌、消毒、歯肉の内側の状態の良くない肉芽の蒸散、 膿の排出を促進する効果があります。

 

歯周病は、健康と美の大敵です
歯周病は、痛みがないことから放置されがちですが、重度に進行すると、歯を失う原因にもなる病気です。
はじめは歯肉が赤く腫れてきて、歯磨きの際に血が出る程度ですが、徐々に歯周組織(歯の周りの組織)が破壊されていきます。重度に進行すると、歯を失う原因にもなります。
歯周組織は、歯を支える土台のようなものです。歯周組織が痛んで爛れた状態になると、歯がぐらぐらしてきて、手で動かせるほどになってしまいます。そして最終的には、歯が抜けてしまいます。
歯周病で痛んだ歯肉は、腫れて、膿が生じ、見た目も美しくないだけでなく、独特の口臭が発生します(歯科用ポータブル式診療ユニット)。
歯周病対策のカギは、とにかく歯垢プラーク)をためないことです。歯の表面も大切ですが、歯周病対策のためには、歯と歯肉の間、歯周ポケットを清潔に保つことが大切です。
喫煙される方は、特に歯周病のリスクが高くなりますので、毎日のケアを念入りに行い、定期的に歯科医院でクリーニングや歯石の除去を行うことを、おすすめ致します。