麻酔下の歯科処置は具体的にどのようなことをするの?

1.(口腔内精査)
歯石、歯肉炎、歯周病の進行程度および腫瘤などの病変がないか全体的に観察。
【写真】口腔内全体の観察を行います。重度の歯石沈着が認められます。上顎の第4前臼歯(黄色丸)は破折しているのがわかります。

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2.(スケーリング)
超音波スケーラーにて、歯の表側、裏側、歯間を丁寧に磨きます。
【写真】超音波スケーラーにより歯の表面の汚れを落としているところ
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3.(抜歯)
動揺している歯や破折している歯など温存が難しい歯があれば、抜歯します。
【写真】破折の認められた歯を歯科用ドリルで分割しているところ
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【写真】低侵襲な超音波振骨切削機(PIEZOSURGERY)を用いて歯根膜の剥離をしているところ
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4.(ルートプレーニングおよびキュレッタージ)
歯周ポケット内(歯根膜、歯肉縁)を掃除します。
 
5.(ポリッシング)
歯の表面を研磨し、歯垢を沈着しにくくします。
 
6.(洗浄)
口腔内、歯周ポケットなど全体的に洗浄します。
 
7.(記録)
残っている歯、抜歯した歯、歯周ポケットの深さなどを記録します。