酸蝕歯をご存知ですか?

歯の構造歯のエナメル質(表層部分)は硬い組織でできていますが、食事や飲み物に含まれる酸や胃酸に触れると一時的に柔らかくなり、歯のミネラルが失われます。この状態で、歯磨きや、歯ぎしり、食いしばりなどをするとエナメル質が削れやすく、時間の経過とともに歯が薄くなってしまいます。このように酸が主な原因で歯が溶けてしまうことを「酸蝕歯」と言います(歯科ユニット)。

どのような状態が酸蝕歯なの?

下記に該当する事項が多い方は、酸蝕歯の可能性が高い方です。該当する症状があれば、なるべく早めに歯科医師と相談しましょう。

<酸蝕歯によく見られる症状>
  • □ 冷たい物や熱い物を、飲んだり食べたりしたときにしみる
  • □ 歯が薄くなり象牙質が透けて、黄色っぽく見える
  • □ 歯の角が丸みをおびて見える
  • □ 歯に艶がない
  • □ ライトで歯を照らすと歯が透けて見える
  • □ 歯の表面に小さいへこみがある
  • □ 詰め物や被せ物が取れやすい

酸蝕歯を放っておくとどうなるの?

酸蝕歯となってしまったら、自然に元に戻すことはできません。そのままの状態で放っておくと、歯の中にある神経が損傷したり、噛み合わせに問題が生じたりする恐れがありますので、疑いがあれば早めに受診しましょう(超音波洗浄器 歯科)。